依頼受けるのって難しいよね
リアは曲がりなりにも作曲や編曲をやっている人間なので、そういう仕事を受けたいという気持ちはないことはない。ただ本腰を入れてやる気にならない理由ももちろんある。今回は「何で俺が依頼を受けたくないのか」について、主に2つうだうだと書く。
依頼者の求める音楽と俺の音楽は乖離している
以前とあるVTuberと共作というような形でオリジナル曲制作の企画を進めたことがあったが、俺のやりたい音楽とは当然違ったし、向こうも俺を「自分の歌いたい既存曲の権利関係がめんどいので似てる曲を作ってくれる曲作りマシーン」のように扱っていたし、結局頓挫し喧嘩別れしたという過去がある。最初から「リアにリアっぽい曲を作ってほしい」というパターンならある程度好き勝手にできるが、残念ながら俺にそれほどのネームバリューはない。であれば依頼する人が求めるのは「こういう既存曲みたいな感じのオリジナル曲を作ってくれる人」だ。言い方は悪いが「上手にパクれる人」だ。リアは「J-POPのキャッチーなメロディーとオールディーズな洋楽ロックのVerse-Chorus形式を組み合わせ、少ないコード進行と少ない音数で起伏や緩急を作る」というテーマがあり、そのための実験に勤しんでいるので、どちらかと言えばアーティストタイプ。人の作品を思いっきりパクるのはあまり得意ではない(『あの雲に根を張って』みたいなモロパクリもあるにはある)。なのでそういうのを求める人とは合わない可能性が高い。
また、今最もオリジナル曲を求めているのはVTuberだと思う。そしてリアは前述したように、VTuberと揉めた結果かなり不信感がある。もちろんすべてのVTuberがそういう人ではないということはロジックの面では大いに理解しているし、Twitterでのお知り合いにもVTuberの方はいる。しかし感情面になるとやはり乗り気にはなれない。あんまり関係ないけど、こういうところもある。じゃあVTuberじゃなきゃ受けるのかって言われると、受けないけど。
ミキシングもやらなきゃ納品できないの!?
クラウドソーシングサイトを見ると、「作曲・編曲・ミキシング・マスタリングやります!」みたいなサービスを見つけることが少なくない。
いやいやいやいや!! それらの能力は別モンじゃ!!!!
作曲のスキルがある人、編曲のスキルがある人、ミキシングのスキルがある人、マスタリングのスキルがある人は別だ。それはこれだけ活動してる俺がついにミキシングを外注したことからも分かるだろう。作曲はメロディーを作る作業だし、編曲はメロディーにコードやオブリガート(裏メロ)やリズムをつける作業だし、ミキシングはそれらの楽器を適切な位置で鳴らす作業だし、マスタリングは全体のバランスを整え味付けする作業だし、完全に求められるものが違う。
ボカロPは何でも自分でやる印象が強い(絵を描くボカロPもいる)が、プロになると凸アスタリスク27氏(ぼかしているつもり)のようにアレンジを他の有名Pにお願いしたり、玄米法師(ぼかしているつもり)のようにストリングスアレンジで有望な若手を起用したりしている。そして彼らは、みなミキシング・マスタリングをちゃんとエンジニアに依頼している。プロでそれなんだから、俺のような素人以上アマチュア未満が作曲・編曲のほかにミキシングもやるというのはクオリティを落としかねないのだ。そりゃラフなミックスくらいならできるけどさぁ。ラフなミックスはラフだからラフなミックスなんだよ(語彙力)。
結局どうすんの?
自分から依頼を受けにいくことはしない。
しかし、もちろん「『お前の』書き下ろし曲がほしいんだよ!」ということなら喜んでやらせて頂きますので、TwitterのDMやメールの「contact☆leahcrowdy.jp」(☆を@に変えて)にご連絡頂ければ対応させて頂きます。
また、既に俺がリリースした曲を動画で使いたい! ということがもしありましたらこちらも上の連絡先どちらかにご連絡頂ければ料金と引き換えに使用権を一部譲渡するような形での対応もできますのでよろしいお願いします。
詳しい依頼受付要項みたいなのはまた今度書きます。必要としてもらえるのは嬉しいことだからね。
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